ヨガ哲学 満足するとは?
ヨガ哲学の満足するとは
八支則
1 慎みべきこと ヤマ
2 励みべきこと ニヤマ
3 ポーズ・座法 アーサナ
4 呼吸法 プラーナーヤーマ
5 五感の制御 プラティヤーハーマ
6 集中 ダーナラー
7 瞑想 ディヤーナ
8 瞑想の継続・悟り サーマディ
八支則の2番目にでてくる励みべきことの中にあります
励みべきこと ニヤマの中の満足することとは
2 励みべきこと ニヤマ
- 心と体を清潔にすること
- 満足すること
- 自己を律して暮らす
- 自分の真実を学ぶ
- 感謝する
満足すること 足るを知る
足るを知るとは、満足することを知っている人は豊かであるという
中国の思想家老子の言葉
八支則のニヤマのサントーシャとは
サントーシャは『足るを知る』『満足する』の意味です
ヨガの哲学の中で満足すると言うのはどういう意味があるのでしょうか?
ヨガの満足は幸福である状態
幸福の状態は『感覚が喜びに満たされ心が落ち着いている状態』です
- いまもっているもの以上を欲しがらない
- 手元にあるものに満足する
- 多少の不足があってももう充分だという気持ちを持つこと
- サントーシャはその状態を保つという実践
サントーシャは心の痛みがおきている困難なときでもどんな成長段階や状況に置かれていても心が癒らいでいること
満足はなにかを達成して自分の欲をえられた時に生まれます
このとき100%満たされることはなく少しの不満足が必ず生まれる
物を手に入れる幸福
- 物質の所有の幸福は一時的なもので長続きしない
- 幸福が喜びをみたす手段にならない
- 幸福を追求しすぎると逆に苦痛の種になる
- 『サソリの毒』を避け『毒蛇にかまれる』ようなもの
幸福を得るには意識して努力して取り組む
八支則の二番目(ニヤマ)にでてくる足るを知る、満足すること(サントーシャ)の実践は努力をしないとムジカしいことで簡単に体得できない
満足するには努力しなければいけないというのも不思議な感じですが
人は満足している状態でも静かにそこにとどまることができず
すぐ不満や不安に心が惑わされてしまうからなのです
八支則の中の二つ目にかかれているニヤマ
励みべくことに書かれている満足すること、足るを知るは
意識して努力しないとできないことなのです
不満や不安の日々の日常はどうしてなの?
私たちの日常は情報であふれかえっています。
たくさんの情報の中にはたくさんの人の幸せの報告や自慢話の報告を見聞きしていると
そこから不満や不安を抱いてしまう機会が多くならないようにするよう注意する
- 他人を見てうらやましいと思う気持ちを否定しなくてもよい
- こういう思いを抱いているんだと自分を観察できる
- この場面では自分はこういう感情になるのだなあ
- なっとくのいかないと感じるポイントはここなのだな
- 負の感情を否定しない
- ポジティブもネガティブもありのままを対高いところから広く眺めてみる
- だんだんと『自分とはなにか?』がわかってくる
好きなことに没頭してみる
自分に集中する
じぶんを高いところから見つめることで自分の中にある幸福や満足にきづく
瞑想やヨガポーズもすべて自分に気づきを与えてくれる
気付きの手助けをしてくれる
今自分のしていることを好きになる努力をする
好きなことをしているとき人はそのことに集中する没頭することができます