ヨガ全般

ヨガの自分自身に気づくとは?本当の自分に気づく

ヨガの目的は自分自身に気づくこと

純粋意識であるプルシャに気づくこと
プルシャは見ている側、心や体は常に変化し続け見られている側になる
心の動きをとめると見ている側の純粋意識に気づく
心の動きを止めるとは?

ヨガの哲学では

純粋意識(プルシャ)本当の自分が根源物質(プラクティ)である心と体をみているのです

心である根源物質は本当の自分でないのです

苦しんでる心悲しんでいる心の動きを消滅させ苦しみや悲しみから解放されるとは
どうゆう事でしょう

古代のヒマラヤ密教経典では
心は真実を殺す最大の敵である
この敵を殺さなければならない

目が覚めたとき夢で見たものが幻の様に

自分の姿すら幻のようにみえるようになっているなら
一なるものを聞き分けるだろう

一なるものは外的音をけす内的音である

その時初めて虚偽の領域をすて真実の領域に入ることができる

外的な対象に対する執着をすて感覚器官を制御し
世界が幻のように実態をもたないように仕向けるのもラージャヨガの基本的取組といえます

心を殺すと自殺は違います

自殺は自分の体を傷つけます
自殺をしても心の苦しみからは逃れられず
心が苦しいまま生まれ変わります

しかし心を消滅することができればそれは解脱の状態となり本当の自分が現れ真の幸福であるとヨーガスートラで言われています

純粋意識(プルシャ)本当の私とは

心の動きを止める
そのとき
見るものは本来のそれの状態にとどまる
その他のときは、心の働きと同一化している

純粋意識(プルシャ)根源物質(プラクリティ)
本当の私

真我

アマートン

見る者

世界

見られるもの

純粋意識の意識とは?

意識とは世界を知覚する主体

意識がなければ私達は世界を認識することはできません
純粋意識であるプルシャがなければ私達は存在することができないのです
純粋意識は見るものだけでなく聞くものや嗅ぐ者触る者など五感を知覚する主体であってそれぞれの器官ではないのです
五感がなければ世界は存在しないのです

 

純粋意識(プルシャ)がなければ五感もありません

純粋意識があるので世界が存在しているのです

見られるものは見るものにより存在する
純粋意識(プルシャ)によって知覚がなければ五感も心も世界も存在しないのです

知覚する主体である純粋意識が私達の本質なのです

心を止める止めるとは?

 

心の働きを止める

そのとき

見るものはそれ本来の状態にとどまる

その他のときは、心の働きと同一化している

見るものが純粋意識(プルシャ)です

世界や体や心を認識している主体です

見るものが本当の私=純粋意識(プルシャ)

西洋では意識は心とひとつの状態と考えられていますが

ヨーガの思想ではこの意識こそが私たちの本質であり意識は
永遠に存在して決してなくなるものでないとされています

ヨーガストラには書かれていないが
インドの聖典では純粋意識には三つの性質があるとされています

意識(チット)
  • 世界を知覚する主体
  • 意識によって知覚されなければ心も体も世界そのものも存在しない
  • 年を取ることもなく考えることもしない
  • 自分の体の変化をみてとしをとったと錯覚する
  • 心の作用によって現在、過去、未来という概念を生じている
  • 意識は永遠の中に存在しているので時間の概念は存在しない
  • ただ世界を眺めているだけ
  • 私たちが求める生き生きしたものや自分らしさなど存在しない
存在(サット)
  • 純粋意識(プルシャ)から私が存在しているという起因があるからこそ私たちは至福である
  • 存在とは命である
  • 命は体の生命体でなく『私はある』という命の根源的な感覚を理解する
  • 瞑想で心の作用が止まっても『私はある』という感覚がのこりつづける
  • 真我は永遠に存在している光でも暗闇でもないそれはあるがままにあるそれを定義することはできず「私は私であるもの」
  • 真我(プルシャ)は外的に体験するものでなくそれは見る主体であり見られるものでないからです
至福(アーナンダ)
  • 見るものとは純粋な見る原理そのものであるが心というフィルターを透視て世界を見るため純粋さは失われている
  • 本来世界に苦楽はないが心というフィルターをとおすため苦楽を生じる
  • 心は相対的なものなので喜びと苦しみは同時に生じます
  • 感情の起伏が激しい人、快感の絶頂にいる人、絶望のどん底にいる人たちはこの海の嵐の中にいるようなものです
  • ラージャヨーガの心の働きを止めることによりこの波を穏やかなものにする

 
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