八支則 心に振り回されなくする
心は日々変わっていくものであり心に翻弄されて自分を見失ってしまうのはその心に自分が囚われ続けていると言う事
本来の自分は真我常に幸福で普遍の存在である
心は常に変わって行くが真我である自分から見れば今現在起こっている憂鬱な状況下であっても日常の世界から心を離し穏やかな自分でいられるようになる
八支則
1 ヤマ 慎みべきこと
- 暴力的でない 傷つけないこと
- 嘘をつかない 真実を言うこと
- 盗まない
- よく深くに生きない 自分の進むべき道にエネルギーを注ぐ
- 執着しない 必要なものだけを手にする
2 ニヤマ 励みべきことと
- 心と体を清潔にする 自分自身の整理整頓
- 満足する事 足るを知る
- 自己を律して暮らす 情熱を持ちながら自分自身を浄化する
- 自分の真実を学ぶ
- 感謝する 自分がすべきことをして結果を手放す
3 アーサナ ポーズ.座法
身体は魂が宿る神殿
アーサナは『座る』という意味
アーサナの効果はインナーマッスルを鍛えしなやかな筋肉を育てリンパの流れを促進しと廃物の排出を促します体感の筋肉を鍛える
体が硬いとヨガの最中考えることもありますが、ポーズは可動域の拡大ではなく
滞りをなくすこと
関節を動かしている時筋肉が刺激され血流が良くなっていく関節を動かすことで鼠径リンパ節や脇の下の脇下リンパ節首にある頸部リンパ節などが刺激されて流れが良くなり血行も良くなり滞りがなくなる冷え性の改善や足のむくみなどもなくなる効果がある
4 プラーナーヤーマ 呼吸法
呼吸により体の中の生命エネルギーをコントロールし広げていく
呼吸法の効果は自律神経のバランスを整え心を穏やかにし心肺機能が高まり血行が促進され新陳代謝が上がる心身の緊張がほぐれストレスや疲労が軽減します
5 プラティヤーハーラ 五感の制御
五感とは
視覚 | 目に見えるもの |
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聴覚 | 耳から聞こえてくる音 |
臭覚 | 鼻から匂ってくる匂い |
触覚 | 手や足など触れている物から感じられる物 |
味覚 | 口、舌から感じる味 |
五感は本来外に向けられていて、自分自身が対象に縛られてしまう
対象から離れることで外の情報に振り回されなくなる
本来目指すべき真我への準備ができる
ヨガは瞑想や哲学によって心身をコントロールすることが目的
6 ダーナラー 集中
瞑想の第一段階
心の散乱を整える段階まだ心が乱れて残念や集中を繰り返している段階
心を一つのところに止める時間を1秒から少しづつながくしていく。
心を乱す原因、テレビでラーメンを食べているところを見ているとラーメンがたべたくなったり魅力的な人を見ると性欲が湧いてきたり
そういった心を乱す原因から離れて、体に感じる微細な事に集中してみる。
- 体に風を感じる
- 呼吸している息の鼻から吸って吐いている呼吸を意識してみる
- 体温がほんのりと上昇しているのを感じるなど
悩み事に心を囚われて自分が苦しんでいるのは
自分から悩み事を考え
その対象をさらに深く自分の中に焼き付けてしまっている。自分で引き起こしている。
悩みが浮かんできたら早くその対象から意識を引き離さなければいけません。
7 ディヤーナ 瞑想
瞑想を深める手段として呼吸法やアーサナ(ヨガのポーズ)がある
瞑想の効果は集中力が上がり仕事や勉強の効率がアップしストレスが緩和され心身がコントロールできるようになる自信がつき何事に対しても前向きに行動できるようになる
毎日起こる周囲の情報に流されることとらわれがちになる思考を止め本来の自分とつながること
思考は道具であり必要な時に使い不必要な時は止めておく。思考で内面を傷つけていると自分も周りも傷つけてしまう。
8 サーマディ 瞑想の継続.悟り
心は自由でいられる『至福』の境地がある
不安や悩みの原因を理解する
不安や怒りの原因は、『私』です
『私』とは心や体ではなくそれを見ている『意識』
人から下記のような事を言われ時
あなた可愛くないね | 体は私ではない |
あなたの言っていることは間違っている | 心が思ったことは本当のわたしではない |
体も心も本当の私では無いので傷つく必要はない。
体や心には『私』のした事と思わせようとする自我意識、エゴがありこれが『私』を悩ませる原因になります。
『私』は心でも体でもなく意識である
心や体には悩みの対象がありその対象がなくなると心は停止し悩みが消えます。
瞑想でこの状態が保たれると私達の心は静寂な状態が保たれる。