ヨーガ・スートラの心理学の基礎的考えサンスカーラ理論とは?
サンスカーラ理論
サンスカーラとは人生で経験したことが潜在意識に入り
潜在意識が自分の感情に働きかけてきます
たとえば
自分が経験したこと | その時思ったことが潜在意識へ送られる |
魚のおさしみを食べたて美味しいと思ったとき | おさしみを見るとおいしい食べたいとなります |
魚のおさしみをたべて生臭いまずいと感じた人は | おさしみをみるとにおいが嫌いまずい食べ物食べたくないと思うでしょう |
このちがいがサンスカーラ(潜在意識)です。
悩みや苦しみは自分が生み出した潜在意識(サンスカーラ)からくる
日常生活のなかで怒りや苦しみを感じるとき他者や周りの環境にあると考えます
たとえば
- 周りで嫌いな人がいたとします
- その人の言葉づかいや態度が問題であり
- その人を辞めさせるか?自分がやめるかしなければ怒りや苦しみから逃れられないと考えますが
ヨーガ・スートラの考え方はまったく違います
- 怒りを感じるのは他者が引き起こすものではなく自分の引き起こした問題である
怒りを感じるのは自分が過去に作りだした潜在意識(サンカーラ)の影響なのです
いわれた言葉 | その言葉に悪い潜在意識を持っている | その言葉にとくに何も感じない潜在意識を持っているとき |
人から『あなたは勉強ができない』といわれます |
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つまり
『勉強ができない』といわれたことが問題なのではなく
『勉強ができない』という言葉を否定的に感じる自分の潜在意識(サンカーラ)が原因です
勉強ができないと人から言われた時怒りを生まないようにするには?
勉強できないといわれないために
- いい点を取り続ける
- ほかの人より常に優秀であり続ける
これではとても大変で続きません
解決方法は
- その原因となった最初の快感を手放す
- 勉強をできない人を馬鹿にしない(他人を否定しない)
つまり
①「親から褒められる必要なんかいらない」し「友人から羨望されなくてもいい」と考え直し
それらに期待や願望を捨ててしまう
➁勉強できない人を馬鹿にしないできる人をねたまないどちらの人でも平等に接する
これは
他人に対して否定的な感情は自分に対する否定的な潜在意識(サンスカーラ)になって現れてくるからです
快と不快を平等に見ていれば怒りや苦しみの原因となる潜在意識(サンスカーラ)が生じることがありません
怒りの原因は自分の喜びや否定的な印象であったということがわかると
他人に対して怒りを感じる理由はなくなり怒りは消化されます
日常生活で潜在意識(サンスカーラ)を解消することで心を平静されていきます
自分の作り出した否定的印象によって自分の心を傷つけてしまうのです
世界は人の心を映し出す鏡のようなものです
誰も気付つけようとしなくても自分で自分を気付つけてしまうのです
自分の苦しみは自分で作りだしている点に気づくことが必要です
本来だれかかがあなたを気付つけることはないのです
潜在意識(サンスカーラ)さえ手放せばその苦しみから解放されます